避難の心得水害・内水氾濫編

水害・内水氾濫編

内水氾濫とは

内水氾濫の危険があるかハザードマップで事前に確認

都市部の地表の多くは、舗装されている道路などでおおわれ、土が露出している部分が少ないので、雨水が浸透しにくいです。そのため、豪雨により、短時間で下水道や排水路の容量を超えてしまい、雨水があふれ出すことがあります。そのほか、地下室・地下街やアンダーパスは、特に注意が必要です。短時間の豪雨で浸かりやすい場所なのかは自治体が公開しているハザードマップで事前に調べておくようにしましょう。また、ハザードマップで色が塗られていない地域でも、地下室やアンダーパス等の低い土地では、浸水が生じる可能性があります。

短時間に降る豪雨に注意

内水氾濫は、夏の午後によくあるような短時間に降る豪雨などで注意が必要です。河川氾濫と比べて短時間で状況が大きく変化するために10分前と状況が大きく変わることがあり、早い判断を求められます。 急な豪雨では、大雨警報注意報や自治体の避難勧告などが間に合わないこともありますので、早めに自主的に身を守る行動をしましょう。

ところで「豪雨」はどの程度の雨のことでしょうか。天気予報の「どしゃ降り」は、1時間あたり20mm以上の雨を指します。30mm以上の雨で道路が川のようになり、50mm以上の雨が降ると、都市部では地下室や地下街に雨水が流れ込み、マンホールから水が噴出する場合もあります。

避難の心得

記録的短時間大雨情報が発表された場合はすでに危険

大雨警報が発表されている状況で、数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を観測したり、解析した場合に「記録的短時間大雨情報」が発表されます。記録的短時間大雨情報は、現在の降雨がその地域にとって災害の発生につながるような、稀にしか観測しない猛烈な雨が降っていることを知らせるとともに、災害への一層の警戒を呼びかけるものです。地域のどこで雨が降っているかは、気象レーダーの雨量情報で確認することができます。

記録的短時間大雨情報発表例
○○県記録的短時間大雨情報 第1号
平成□□年□□月□□日 ◇◇時△△分 ××気象台発表

◇◇時○○県で記録的短時間大雨
※※※※※で110ミリ

「◇◇時○○県で記録的短時間大雨」の「◇◇時」とは、「◇◇時までの1時間に」という意味です。「※※※※※」には、記録的な短時間の大雨を観測した観測点名、その後に雨量が記述されます。

水害(内水氾濫)に警戒が必要な状況【危険度が高い順】

1.自分の地域で豪雨が続いている
2.記録的短時間大雨情報が発表されている
3.大雨警報・注意報が発表されている
4.雷注意報が発表されている

2階以上へ垂直避難する

集中豪雨などによる内水氾濫が発生した場合、浸水深が浅い時でも、水の流れによっては、歩行が困難になります。高齢者や子供には危険ですので、自宅または頑丈な建物などの高い場所へ移動(垂直避難)しましょう。日頃から、大雨に備えて自宅の周囲を点検し、路面排水のためにある側溝等の上部に溜まったごみや落ち葉がある場合は清掃しておきましょう。側溝の上部にブロック等の物を置かないようにすることも大切です。浸水が心配される地域では、簡単に持ち運べる家電製品などは高い場所へ移動させておきましょう。

頑丈な建物にいるときは高い場所から移動しない

川や用水路の様子を見に行かない

冠水しているときは足元に注意

水害(内水氾濫)から避難するときの心得

1.豪雨が降ってきたら、早めに安全な場所に移動する
2.用水路や川に近づかない
3.地下室や地下街、アンダーパス等の低い土地からは離れる

屋外へ避難することがかえって危険な場合がある

内水氾濫が発生したときには、マンホールから水が噴出したり、坂道が濁流となったりすることで、避難所へ行くことが困難となる場合があります。安全な場所へ避難することが原則ですが、屋外へ出ないで危険を回避するということも考える必要があります。通常、雨が止めば数時間で水が引くことが多いので、避難所へ行くより建物の2階以上へ移動したほうが安全な場合もあります。今いる場所の想定浸水深を事前に調べることによって、どのような避難行動を取るか、あらかじめ決めておくことが大切です。

※上記の心得は「トクする!防災」プロジェクトチームの見解に依ります。自治体から避難指示や避難勧告が出された場合は指示に従い速やかに避難しましょう。

避難の心得


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