備蓄の心得簡単美味しい!おススメ備蓄レシピ~スイーツ編~

簡単美味しい!おススメ備蓄レシピ~スイーツ編~

トクする!防災×神戸学院大学防災女子

トクする!防災と神戸学院大学防災女子が、災害時でもスイーツを楽しめる備蓄レシピ~スイーツ編~を考案しました。身近な食材と家庭にある調理器具で、災害時でも簡単に作れる美味しいレシピを紹介します。

備蓄食のスイーツの重要性

大規模な災害が発生すると、ライフラインが途絶え、停電や断水、ガスが使えない状態となり、暑さや寒さへの対策ができない、トイレやお風呂が使えない、エレベーターが動かないなど、普段通りの生活が出来なくなります。また今後どうなるのかという不安から、平常時にないストレスを抱えることになります。そんな時に「甘いもの」があると、心が安らぎ、ほっとした気持ちになり、被災時のストレス緩和に役立ちます。

ローリングストックの食材に甘いものを入れておく

  • 普段から食べている食品を多めに買っておき、食べたら買い足すローリングストックで、災害時でも食べ慣れたものを安心していただくことができます。ローリングストックの食材の中には、普段から食べ慣れている食材以外にも、好きなお菓子や、スイーツにアレンジできるものを入れておきましょう。

トクする!防災×防災女子 オリジナル備蓄レシピ~スイーツ編~

今回、家庭にある調理器具を使って簡単に作れる備蓄スイーツレシピを防災女子と考案しました。防災女子がおススメする、ローリングストック食材でスイーツにアレンジできるものは以下になります。

用意しておくもの

ホットケーキミックス・餅・バナナ・フルーツの缶詰・クラッカー・チョコレート・ドライフルーツ・ナッツ類 など

どれも普段から家庭にある食材ですね。娯楽や楽しみが制限される中、家族一緒にスイーツを作ることで子どもの遊びや楽しみになり、ストレス発散にもなります。

  • 1.レパートリーいろいろ!ふわふわ蒸しパン(2人分)
  • 1.レパートリーいろいろ!ふわふわ蒸しパン(2人分)
    ★フルーツ(エネルギー429kcal、たんぱく質8.1g、脂質4.1g、炭水化物89.9g、食塩相当量1.0g)
    ☆チョコ×ナッツ(エネルギー666kcal・たんぱく質14.3g・脂質24.9g・炭水化物99.8g・食塩相当量1.1g)
    ◆あずき(エネルギー474kcal・たんぱく質10.0g・脂質4.2g・炭水化物99.0g・食塩相当量1.1g)
    ◇カフェラテ×ナッツ(エネルギー588.8kcal・たんぱく質14.0g・脂質21.4g・炭水化物88.5g・食塩相当量1.2g)

    材料

    (A:共通)
    ・ホットケーキミックス 100g
    (B:アレンジ食材)
    ★フルーツ [水100cc・フルーツミックス缶(みかん・パイナップル・黄もも)80g※1口台の大きさに切る]
    ☆チョコ×ナッツ [水100㏄・チョコチップ15g・ミックスナッツ(くるみ・アーモンド・カシュ―ナッツ)30g※事前に軽く砕いておく・メープルシロップ大さじ1]
    ◆あずき [水100㏄・ゆで小豆50g]
    ◇カフェラテ×ナッツ [カフェラテ100㏄・ミックスナッツ(くるみ・アーモンド・カシュ―ナッツ)30g※事前に軽く砕いておく]

    作り方

    ①ポリ袋に、ホットケーキミックスと水(カフェオレ・メープルシロップ)、を入れてだまができないようにしっかりともみ混ぜる。
    ②1に、残りのアレンジ食材をいれて、崩れないように軽くもみ混ぜる。袋の中の生地を袋の底に固めたら、空気を抜いてポリ袋の口を結ぶ。
    ③鍋に湯を沸かして2を入れ、沸騰状態のまま20分加熱して完成。

    調理器具

    カセットコンロ、鍋、耐熱性ポリ袋

    防災女子おすすめポイント

    ポリ袋の口を結ぶときは、輪ゴムで止めると空気が抜けてポリ袋が破裂しにくくなります。

  • 2.グラノーラ×スモア(6個分)
  • 2.グラノーラ×スモア(6個分)
    (エネルギー415kcal・たんぱく質6.1g・脂質17.0g・炭水化物60.3g・食塩相当量0.7g)

    材料

    ・クラッカー 12枚
    ・マシュマロ 6個
    ・板チョコ 適当な大きさ6片
    ・グラノーラ、ドライフルーツ 適量

    作り方

    ①フライパンに、フライパン用ホイルを敷いてマシュマロが膨らんで軽くキツネ色になるまで焼く。
    ②クラッカーに板チョコを乗せ、その上に1で焼いたマシュマロを乗せる。
    ③2にグラノーラ、フルーツをお好みで乗せ、その上からクラッカーを乗せ軽くおさえれば完成。

    調理器具

    カセットコンロ、フライパン、アルミホイル(フライパン用ホイル)

    防災女子おすすめポイント

    焚火や炭火でマシュマロを、さっと炙るのもOKです。グラノーラ、フルーツをお好きなトッピングに変えて、アレンジしてみましょう。
    (アレンジ材料案)ナッツ、ドライフルーツ(オレンジ・レモン・パイナップル・クランベリー・レーズンなど)

防災女子のコメント
食べたら安心できる、馴染みのある食材を選び、一人ひとりオリジナルのスイーツを楽しめるように、トッピングができるレシピを集めました。
トッピングとして、「私の好きなもの」「災害時に補いたい栄養」など、平常時に楽しみながら練習して作ってもらえると嬉しいです。

災害時にスイーツがもたらす効果について

  • -神戸学院大学栄養学部助教 管理栄養士 伊藤智先生に、災害時にスイーツがもたらす効果について聞きました。
    皆さんはどんな時にスイーツ(甘い食べ物)を食べたくなりますか?
    疲れを感じた時、長時間作業をしていて一息つきたい時など様々ありますが、疲労やストレスを感じた時に甘いものが食べたくなると思います。被災時は「これからどうなるのか」「明日、どうして過ごしたらよいのか」など不安が多いため、スイーツを食べることで癒され、元気になったという体験談を耳にします。癒し効果以外にもスイーツは、高カロリーであるため、復興活動で体力を使った場合の疲労回復や間食としても役に立ちます。
  • 神戸学院大学栄養学部助教 管理栄養士 伊藤智先生

災害時のスイーツの栄養評価

スイーツに使用されるナッツ類やドライフルーツはビタミンEや食物繊維を豊富に含み、災害時に必要な栄養素を摂取できます。
災害時に生ケーキを食べることは難しいですが、ホットケーキミックスなどの粉末状の食材は、長期保存可能で味がついているため、災害時に簡単調理して美味しく食べることができます。今回、ホットケーキミックスと相性がよく、保存可能なフルーツ缶詰、ナッツ、あずきなどのレシピや、常温保存可能で食物繊維豊富なさつまいもを活用したレシピ、パックもちの災害時の活用法も紹介しています。
「災害時だから甘いものは食べられない」という固定観念を捨てて、災害時こそスイーツで気分リフレッシュして、元気に活動しましょう!

災害時にもおススメ!スイーツレシピ(災害食BOOKより)

  • 1.さつまいもの野菜ジュース煮(2人分)
  • 1.さつまいもの野菜ジュース煮(2人分)
    (エネルギー250kcal・たんぱく質2.2g・脂質0.3g・炭水化物59.7g・食塩相当量0.2g)

    材料

    ・さつまいも 1本
    ・野菜ジュース 200mL
    ・砂糖 大さじ1(はちみつ 5gでも可)
    ・塩 少々
    ・レーズン 適量

    作り方

    ①さつまいもは1cm程度に切る。(半月切りか、いちょう切りでもよい)
    ②20~30分、水にさらしてあく抜きをする。
    ③野菜ジュース、砂糖、塩を加えて煮込む。
    ④レーズンを加えて、完成。

    調理器具

    カセットコンロ、鍋

    調理のポイント

    煮込む前にレモン汁を加えると、ほんのり甘酸っぱくなり、さっぱりと食べられます。
  • 2.やわらかお餅(2人分)
  • 2.やわらかお餅(2人分)
    (エネルギー176kcal・たんぱく質3.8g・脂質1.0g・炭水化物36.5g・食塩相当量0.0g)

    材料

    ・もち(切り餅) 2個(130g)
    ・水 100mL
    ・きなこ 適量
    ・あんこ 適量

    作り方

    ①ポリ袋にもち、水を入れ、水を張った鍋に沈めて、できるだけ空気を抜いて、ポリ袋の口を結んで火にかける。
    ②沸騰したら、やや火を弱めて、沸騰を保つ。
    ③沸騰後10分で取り出し、お湯を取り除く。
    ④器に盛り、きなこやあんこをかけて、できあがり。

    調理器具

    カセットコンロ、鍋、耐熱性ポリ袋

    調理のポイント

    おもちと一緒に「ゆであずき」と「水」を6:4でポリ袋に入れると、おしるこができます!

災害時調理の豆知識

●「カセットコンロとボンベ」は食料と一緒に備えておきましょう!
電気やガスが普及するまでの調理に必需品です。暖かい食事は心と体に元気を与えてくれます。

ガスボンベの使用目安 (4人家族の場合)

ガスボンベ1本は約60分間使用できます
1か月間の生活にはガスボンベ15~20本必要です
※1日30分~45分使用することを想定
※必要最低限の水と加熱を心がける

●計量の豆知識《災害時に計量スプーンがない時や、洗い物を減らしたい時に便利!》
・ペットボトルのふた・・・ペットボトルのキャップは、一杯7.5mLです。キャップ二杯で大さじ一杯(15mL)と同量になります。
・マヨネーズ・・・マヨネーズは、直径2cm程度の円に絞り出すと、およそ3gになります。
●役立つ便利用品
・キッチンスばさみ、スライサー・・・まな板を使わずに調理できて衛生面でも安心です。
・ラップフィルム・・・食器や紙食器にかぶせると水が節約できます。
・ポリ袋・・・大小サイズ違いを準備しておきましょう。水を入れたり、調理にも使えます。節約とともに、衛生面でも安心です。
・アルミホイル、クッキングシート・・・フライパンに敷いて調理すると水の節約になります。
・水筒(魔法瓶)・・・乾麺をゆでたり、乾物をもどすなど、お湯の再利用も可能です。

防災女子とは

  • 神戸学院大学では、防災や社会貢献について学ぶ「現代社会学部 社会防災学科」を2014年4月に開設し、同年6月に女性目線での防災啓発を目的としたサークル「防災女子」を結成しました。“災害時こそ女子力で乗り切っていこう!”をコンセプトに、授業で学んだ専門知識を活かし、一人でも多くの女性そして家庭・地域社会へ「やってみたくなる防災」を伝えていけるように活動に取り組んでいます。
    現在、活動の中心となっているのが、災害食アレンジレシピの提案。多くの地域や学校、団体、企業などからお声かけをいただき、防災講習会の実施、イベントブースで災害食アレンジレシピのデモストレーションなどの出展もおこなっています。
    今後は、私たちの目標である、女性から家庭、地域社会へ「やってみたくなる防災」を発信していくために、すべての人にとって欠かすことのできない「食」について、地域や学校現場で活用いただける防災教育教材を作成中です。
    毎年多くの災害が発生している今。一人でも多くの人に自分ごととして考え、行動に移してもらえる“きっかけ”をこれからも広めていきたいと思います。
  • 防災女子
  • 防災女子
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【出典】伊藤 智:災害食BOOK,神戸学院大学


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