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ポータブル電源に日本製・国産はある?ホンダは販売終了、JVCは中国企業と共同開発【2026年】

編集責任者: 松田 怜央 公的機関・各社公式の一次資料と照合して編集しています

本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。編集・広告ポリシーに基づき、評価や掲載順は広告の有無に影響されません。

家庭で防災用品の量を確認する家族

「ポータブル電源を買うなら日本製が安心」——そう考えて「日本製」「国産」で検索した方に、最初に調査の結論をお伝えします。

編集部が国内メーカー5社の公式情報を確認した結果、「日本製(国内生産)」と明記された一般向けポータブル電源は見つかりませんでした。それどころか、日本メーカー側の動きはむしろ縮小方向です。

  • ホンダの蓄電機 LiB-AID E500 は、公式サイトに「在庫限りで販売が終了」と明記されています
  • JVCケンウッドの旧シリーズ(Jackery協業のBN-RB)は生産完了。現行のBN-RLシリーズは中国LERA社(Litheliブランド)との共同開発です
  • ニチコンのポータブル蓄電システムは重さ38kgの屋内向けで、「持ち運べるポータブル電源」とは別カテゴリです

つまり、いま現実に選べるのは「完全日本製」ではなく、次の2つです。

  1. 日本メーカーのブランド(企画・品質管理・サポートが国内。製造は海外が一般的)
  2. 海外メーカーの日本法人(国内窓口・長期保証・修理体制が公式に書かれている)

この記事では、5社の調査結果、現行機の個別紹介、日本メーカーと海外メーカー日本法人の比較表、そして安全性を「メーカーの国籍」ではなく「制度と表示」で見分ける方法まで、順番に説明します。日本製にこだわらず全ブランドから選び直したい方は、用途別・容量別のおすすめまとめもあわせてご覧ください。

この記事の調べ方

防災テックナビ編集部(編集責任者: 松田 怜央/株式会社丸の内インベストメントグループ)が、各社の日本公式サイト・ニュースリリースと、経済産業省(電気用品安全法)・NITE(製品評価技術基盤機構)の公開資料を確認しました。価格・在庫・保証は変わることがあります。買う前に必ず公式の最新表示を確認してください。特定製品の販売代理ではなく、公開情報の整理と比較の観点を伝える記事です。

  • 確認した国内メーカー: JVCケンウッド / ホンダ / エレコム / PowerArQ(加島商事) / ニチコン
  • 確認した海外メーカー日本法人: Jackery / EcoFlow / BLUETTI など
  • 確認した項目: 製造国の公式記載・現行か生産完了かの別・容量と出力・保証・サポート窓口
  • 評価の方針: 広告の有無で掲載順や評価を変えない(編集・広告ポリシー

30秒で分かる結論

編集部のおすすめ · 先に言います 迷ったら EcoFlow DELTA 3 Classic(約1,024Wh)。日本ブランドの看板が必要なら JVC BN-RL410

完全日本製は選べません。代わりに見るのは、容量が足りるか・保証が長いか・国内で修理できるかの3点です。その条件でいちばん押しやすいのが、日本法人あり・保証5年・約1,000WhのEcoFlow機。どうしても日本メーカーの看板を優先したいなら、JVCケンウッドの現行機BN-RL410(385.28Wh・保証24ヶ月)が現実的な選択です。理由は本文で説明します。

「日本製ポータブル電源」はありますか?【国内メーカー5社の実態調査】

国内メーカー5社の代表機種について、公式サイトの表示を確認した結果です。

メーカー代表機種容量/定格出力製造国の公式記載現行状況
JVCケンウッドBN-RL410385.28Wh/600W記載なし※1現行(2026年3月発売)
本田技研工業LiB-AID E500377Wh/定格300W記載なし在庫限りで販売終了(公式明記)
エレコムDE-PS500PBK512Wh/600W記載なし現行
加島商事(PowerArQ)S10 Pro1,024Wh/1,600W記載なし現行
ニチコンESS-P1S12,000Wh記載なし屋内向け・38kgの別カテゴリ※2

※1 JVCの現行シリーズは、公式ニュースリリースに中国LERA社(Litheliブランド)との共同開発である旨が書かれています。 ※2 ニチコンのESS-P1S1は「ポータブル蓄電システム」という名称ですが、屋内仕様・重さ38kgで、この記事で扱う「持ち運べるポータブル電源」とは性格が異なります。

「日本企業のブランド」と「日本製(国内で製造したもの)」は別物です。 ポータブル電源の中身は、リチウムイオン電池セル・BMS(電池管理基板)・インバーターの組み合わせで、セルの生産は中国をはじめ海外に集中しています。国内メーカーの製品でも、製造国が公式に書かれていないのが一般的でした。

象徴的なのはJVCケンウッド自身の売り文句です。共同開発モデルの特設サイトが掲げるのは「国内メーカー品質」であって、「日本製」ではありません。メーカー自身が、製造国を売りにできないことを正確に表現していると言えます。

「日本メーカー」「日本製」「国内サポート」は全部別物です

検索するときは同じ気持ちでも、この3つの言葉は指すものが違います。混同すると、期待と違う買い物になります。

言葉意味ポータブル電源での実態
日本メーカー(国内ブランド)日本企業が企画・品質管理・販売するJVC・エレコム・PowerArQなどが該当。製造は海外が一般的
日本製(国産)日本国内の工場で製造する一般向け製品では公式表示を確認できず。事実上選べない
国内サポート日本語窓口・国内の修理/交換体制がある日本メーカーはもちろん、海外メーカーの日本法人でも整っている

「日本製が欲しい」という気持ちを分解すると、たいてい次の3つに行き着きます。

  1. 発火や事故が怖い(安全性への不安)
  2. 壊れたとき日本語で相談したい(サポートへの不安)
  3. 聞いたことのない業者を避けたい(信頼性への不安)

この3つは、製造国ではなくそれぞれ別の方法で確認できます。1は後述する安全制度と事故情報データベース、2は日本法人の有無と保証年数、3は運営会社の実名と拠点です。この記事はこの順に確認していきます。

日本メーカーの現行ポータブル電源【個別紹介】

「それでも日本メーカーから選びたい」という方のために、現行機を個別に見ていきます。仕様はすべて各社公式サイトの表示で確認したものです。JVCケンウッド・ホンダはアフィリエイト提携がないため、通常の公式サイトリンクです。

JVCケンウッド BN-RL410 / BN-RL230 — 現行の本命

音響・無線の老舗、JVCケンウッドの現行シリーズです。中国LERA社(Litheliブランド)との共同開発モデルとして2026年3月に発売されました。

項目BN-RL410BN-RL230
容量385.28Wh206.4Wh
定格出力600W(瞬間最大1,200W)— 公式で確認
電池リン酸鉄系リチウムイオンリン酸鉄系リチウムイオン
重量約5.8kg公式で確認
保証24ヶ月24ヶ月
公式ストア価格52,800円(税込表示)公式で確認

特徴は、着脱式モバイルバッテリー「BH-U4」のスロットを本体に備えることです。バッテリーを抜いてスマホ充電に持ち出せるほか、同シリーズの掃除機・ランタンなどと電池を使い回せます。停電時に「本体は照明用に置いたまま、モバイルバッテリーだけ持ち歩く」という運用ができるのは、防災的に筋の良い設計です。

注意点は容量と保証です。385Whはスマホ・照明・ラジオの「情報確保」向けの容量で、扇風機や電気毛布まで動かす在宅避難には不足しがちです。保証24ヶ月も、海外勢の5年と比べると短めです。

なお、旧シリーズ(Jackery社と協業した「JVC Powered by Jackery」のBN-RBシリーズ)は生産完了品です。他サイトのおすすめ記事で見かけるBN-RB5-CやBN-RB10-Cは、この生産完了になった旧機種なので、新品での入手は難しくなっています。

JVC ポータブル電源 公式サイト

ホンダ LiB-AID E500 — 公式が「在庫限りで販売終了」と明記

発電機で長い実績のあるホンダが2017年に発売した蓄電機です。ただし、公式サイトに「在庫限りで販売が終了となります」と明記されています。仕様は次のとおりです。

  • 容量: 377Wh
  • 出力: 定格300W(最大500W)
  • 重量: 5.3kg
  • 価格: 88,000円(税込・公式表示)/作業現場向けのE500 for Workは140,800円

「ホンダ製だから」と指名買いする方が今も多い製品ですが、防災用として新規に買うのはすすめにくい、というのが編集部の見立てです。理由は3つあります。

  1. 販売終了が公式に告知されており、長期的な部品供給・サポートの見通しを前提にしにくい
  2. 377Whで88,000円は、現行相場では容量単価がかなり高い(同価格帯で1,000Wh超の現行機が買えます)
  3. 定格300Wでは、電気ケトルや電子レンジはもちろん、ドライヤーの弱運転も難しい

「日本メーカーがポータブル電源を主力事業として続けるとは限らない」ことを示す実例でもあります。ブランドで選ぶ場合も、その事業が続いているかは確認しておきたいポイントです。

ホンダ 蓄電機 公式サイト

エレコム DE-PS500PBK — PC周辺機器大手の現行機

PC周辺機器大手のエレコムが展開する512Whモデルです。リン酸鉄リチウム電池を採用し、AC定格出力600W。2024年9月発売の現行製品です。全国の家電量販店で扱いがあり、「実物を見て、店頭で相談してから買いたい」という方には向いた選択肢です。価格は変動があるため公式ストア・量販店の表示を確認してください。

PowerArQ(加島商事)S10 Pro — 国内企業のアウトドアブランド

PowerArQは、静岡県の加島商事株式会社(2013年創業)が展開する日本ブランドです。主力のS10 Proは次の仕様です(公式ストア表示)。

  • 容量: 1,024Wh/AC定格出力1,600W(瞬間最大2,400W)
  • 電池: リン酸鉄リチウム(充放電サイクル約4,000回・容量80%維持の目安)
  • 重量: 約12.5kg
  • 公式価格: 143,000円〜

国内メーカー勢では貴重な1,000Wh級で、デザイン性の高さからアウトドア層に支持されています。製造は他社と同様に海外で、公式に製造国の記載はありません。保証条件は購入店・登録方法で変わるため、公式の保証規約を確認してください。

ニチコン ESS-P1S1 —「ポータブル蓄電池」で出てくるが別カテゴリ

「ポータブル蓄電池 日本製」で検索するとよく出てくるのが、京都の電子部品大手ニチコンの「ポータブル蓄電システムESS-P1S1」(2,000Wh)です。ただしこれは重さ38kg・屋内仕様で、キャスターで室内を移動させる据え置き型に近い製品です。持ち出し用のポータブル電源を探している場合は対象から外してよいでしょう。購入を検討する場合は、公式・販売店の最新の取り扱い状況を確認してください。

小型で日本ブランドのポータブル電源はありますか?

「小型で日本製」を探している方向けに、国内メーカーの小型帯(200〜500Wh級)を並べます。

機種容量重量状況
JVC BN-RL230206.4Wh公式で確認現行
ホンダ LiB-AID E500377Wh5.3kg在庫限りで販売終了
JVC BN-RL410385.28Wh約5.8kg現行
エレコム DE-PS500PBK512Wh公式で確認現行

小型機で注意したいのは、軽さと引き換えに容量が足りなくなることです。スマホ充電と照明だけなら200〜400Whでも数日持ちますが、扇風機・電気毛布・冷蔵庫が入ると一気に足りなくなります。「小型で日本ブランド」という条件から入るより、先に必要容量を計算して、その容量帯で候補を絞る方が失敗しません。

まず必要Whを1分で計算する 停電中に使う機器にチェックを入れるだけで、必要容量と推奨クラスが出る無料ツールです。機種選びはそれからで十分間に合います。 必要容量計算ツールを使う

計算式の考え方や機器別の消費電力は、容量目安と選び方ガイドで詳しく書いています。

日本メーカー vs 海外メーカー日本法人【比較表】

「日本メーカーか、海外メーカーの日本法人か」を、確認できた公式情報で比べます。

見る点日本メーカー海外メーカー日本法人
主なブランドJVCケンウッド・エレコム・PowerArQJackery・EcoFlow・BLUETTI など
製造国海外が一般的(公式記載なし)海外(公式記載なし)
容量あたりの価格高め(385Wh級で5万円台〜)抑えめ(1,000Wh級で5〜7万円台の公式表示も)
保証年数24ヶ月前後が中心3〜5年が中心(Jackery・EcoFlow・BLUETTIの対象機は5年)
サポート窓口国内窓口日本法人の国内窓口(電話・メール)
修理・回収メーカーサポート日本法人経由の修理・回収の記載あり
ラインアップ小型中心で選択肢が少ない200Wh級〜数kWh級+拡張バッテリー・ソーラーまで

ポイントは2つあります。

第一に、製造国では差がつきません。 どちらも製造は海外で、公式に製造国を書いていない点は同じです。「日本メーカーを選べば日本製」にはなりません。

第二に、保証はむしろ海外勢の方が長い、という逆転があります。 確認した範囲では、日本メーカー勢の保証は24ヶ月前後、海外日本法人勢の主力機は5年でした。防災用のポータブル電源は使用頻度が低く、「数年後の停電で初めて本格稼働する」製品です。この使い方では保証年数の価値が特に大きく、ここで差がつきます。

背景には、ポータブル電源が海外メーカーにとって主力事業である一方、日本メーカーにとっては傍流事業という違いがあります。主力事業だからこそ日本法人を作り、長期保証を付け、修理体制に投資する。逆にホンダの撤退のように、傍流事業は事業自体が続くとは限りません。「どちらが本気でこの製品をやっているか」で見ると、保証の差にも納得がいきます。

安全性は「メーカーの国籍」ではなく「制度と表示」で確認します

「中華ブランドは発火しそうで怖い」という不安は、多くの方が口にします。その不安に答えるために、日本の安全制度がどうなっているかを一次情報で整理します。

PSEマークの実態 — ポータブル電源本体は対象外

意外に知られていませんが、経済産業省の整理では、モバイルバッテリー(ポータブルリチウムイオン蓄電池)は電気用品安全法(PSE)の規制対象である一方、AC出力できるポータブル電源本体は、現行制度では同法の直接の規制対象になっていません

つまり「PSEマークがあるから国のお墨付き」「PSEがないから違法」という単純な判定は、ポータブル電源ではできません(付属のACアダプターなどはPSE対象です)。製造国と同じく、PSEも「日本メーカーなら安心」の根拠にはならないのです。

この空白を埋めるため、経済産業省はポータブル電源の安全性要求事項の中間とりまとめを公表し、2025年2月には業界団体「一般社団法人日本ポータブル電源協会(JPPSA)」が発足しました。注目したいのはその顔ぶれです。代表理事はアンカー・ジャパンで、理事にはEcoFlow Technology Japan・Jackery Japan・BLUETTI JAPANといった海外メーカーの日本法人が並び、会員にはエレコムやJVCケンウッドも参画しています。JIS規格の制定を目指す動きも報じられています。

安全基準づくりを主導しているのは、海外メーカーの日本法人と国内メーカーの混成チームです。「国籍」で安全性は線引きできない、というのが制度面から見た実態です。

田村(会社員)「正直に言うと、中国製と聞くと発火とか大丈夫かなって不安になります……。」

佐藤(上司)「その不安は分かるけど、製造国では安全性は線引きできないんだ。ポータブル電源本体は電気用品安全法(PSE)の直接の対象ではないし、安全基準づくり自体、海外メーカーの日本法人と国内メーカーが一緒に進めている。見るべきは『どこの国か』じゃなくて、NITEの事故情報データベースにその型番が載っていないか、日本法人と保証・回収体制があるか、この2点だよ。」

NITEの事故情報データベースを一次情報として使う

製品評価技術基盤機構(NITE)は、リチウムイオン電池搭載製品の事故情報を集計・公開しています。2026年7月の注意喚起によると、2021〜2025年の5年間に通知されたリチウムイオン電池搭載製品の事故は2,140件。製品別ではモバイルバッテリーが最多で、気温が上がる夏場(8月)に事故がピークを迎える傾向があります。

NITEは事故防止のポイントとして「3つのC」(賢く選ぶ・丁寧に使う・正しく捨てる)を挙げています。購入前にできる具体的な確認は次のとおりです。

買う前に確認すること ・NITEの「製品事故情報・リコール情報」検索で、ブランド名や型番を調べる
・運営会社の実名・日本法人・国内窓口が公式サイトに書いてあるか見る
・リン酸鉄リチウム採用か、BMS(過充電・過放電などの保護機能)の記載があるか見る
・保証年数と、修理・回収の記載を確認する
使うときの注意 ・直射日光の当たる車内・窓際など高温になる場所に置かない
・強い衝撃や落下の後は使用をやめて点検する
・充電しっぱなしで放置せず、膨らみ・異臭・異常な発熱があれば使用を中止する
・捨てるときは自治体・回収窓口のルールに従う(不燃ごみに混ぜない)

無名ブランドの激安品を避けたい、という警戒心そのものは正しい判断です。ただしその線引きは「日本か海外か」ではなく、「事故情報に載っていないか」「日本法人と保証・回収体制が実在するか」で行うのが、一次情報に基づいたやり方です。

結局どれを選べばいいですか?

田村(会社員)「正直、いろいろな事情は分かりました。それで結局、うちはどれを買えば安心なんでしょうか……。」

佐藤(上司)「結論から言うよ。編集部のおすすめは EcoFlow の DELTA 3 Classic(約1,024Wh)。日本法人あり、保証5年、リン酸鉄、容量単価も抑えめだ。『日本製』を探していた人が本当に欲しかったもの——つまり、事故リスクが低くて、壊れたら日本語で直せて、停電で容量が足りる1台——の条件を、いちばんバランスよく満たしている。」

編集部のおすすめ · 1台だけ いちばんのおすすめは EcoFlow DELTA 3 Classic

約1,024Wh・定格1,500W・リン酸鉄リチウム。日本法人(EcoFlow Technology Japan)が窓口を持ち、保証は5年。公式ストアではセール表示になることもあります(最新価格は公式で確認してください)。家族の在宅避難で「スマホ・照明・最低限の家電」をまかなう最初の1台として押しやすい機種です。

編集部いちおし · EcoFlow DELTA 3 Classic 本命
容量約1,024Wh
保証5年
窓口日本法人
  • 「日本製」探しから入った人にも、いちばん進めやすい1台
  • 公式の最新価格・在庫はページで確認(セールは変わる)
  • 水・食料・トイレがまだゼロなら、そちらの備えを先に
おすすめ機種を公式で見る PR(アフィリエイト)· 公式サイトが開きます

なぜ日本メーカー機を1位にしないのか

正直に書くと、現行の日本メーカー機は、容量単価と保証で海外日本法人勢に負けているからです。JVC BN-RL410は385.28Whで52,800円・保証24ヶ月。EcoFlowの1,024Wh機は、セール時にはそれを下回る公式表示で保証5年です。同じ予算で容量が2倍以上、保証が2倍以上違うなら、停電対策としては後者が合理的です。

それでも次の場合は、日本メーカー機を選ぶ理由になります。

  • 量販店で実機を見て、店頭で相談してから買いたい → エレコム・JVCは量販店で扱いがあります
  • モバイルバッテリー連携の設計に価値を感じる → JVC BN-RL410のU4 SMART LINKは独自の強みです
  • 家族の説得に「知っている会社」の名前が必要 → 長年の家電ブランドの看板には、その価値があります

海外ブランドの中で選び分ける場合も、判断軸は容量計算の結果です。とにかく軽く持ち歩きたいならJackeryの500〜1,000Wh帯、大容量や高出力の家電を動かしたいならBLUETTIの1,800W機が比較対象になります。

例外で Jackery を見たいときだけ → Jackery公式を見る(PR)。6ブランドの価格・保証の一覧表は選び方ガイドにあります。日本製にこだわらず用途別・容量帯別に選び直したい方は、ポータブル電源のおすすめまとめも参照してください。

よくある質問

なぜ日本製のポータブル電源はほとんどないのですか?

中核部品であるリチウムイオン電池セルの生産が、中国をはじめ海外に集中しているためです。国内メーカーでも、企画・品質管理は国内、製造は海外という形が一般的で、公式サイトに「日本製」と書かれることはまずありません。編集部が確認した5社でも、製造国「日本」の明記は見つかりませんでした。

日本メーカー製なら海外製より安全ですか?

製造国では差がつきません。どちらも製造は海外で、AC出力のあるポータブル電源本体はPSE(電気用品安全法)の直接の規制対象にもなっていません。安全性は国籍ではなく、リン酸鉄リチウムと保護機能(BMS)の記載、NITEの事故情報データベースに載っていないこと、日本法人と保証・回収体制の実在で確認するのが現実的です。

ホンダのLiB-AID E500はもう買えませんか?

公式サイトに「在庫限りで販売が終了となります」と明記されています。流通在庫が残っていれば買えますが、377Whで88,000円という容量単価と、販売終了後の長期サポートを考えると、防災用の新規購入としてはすすめにくい状況です。中古品はリチウムイオン電池の劣化度が外から分からないため、さらにおすすめしません。電池の劣化と寿命の考え方は寿命と保管の記事で書いています。

「ポータブル蓄電池 日本製」で出てくるニチコンはどうですか?

ニチコンのESS-P1S1(2,000Wh)は屋内仕様・重さ38kgの「ポータブル蓄電システム」で、持ち出して使うポータブル電源とは別カテゴリです。室内の据え置きバックアップ電源を探している場合の候補であり、この記事の用途(停電時に使う持ち運べる電源)なら、現行のポータブル電源から選ぶ方が合っています。

小型で日本ブランドのポータブル電源はありますか?

現行ではJVCのBN-RL230(206.4Wh)とBN-RL410(385.28Wh)、エレコムのDE-PS500PBK(512Wh)が該当します。ただし小型機は容量不足になりやすいため、先に必要容量計算ツールで必要Whを出してから、その容量帯で選んでください。

ソーラーパネルなら日本製がありますか?

ポータブル電源用の折りたたみソーラーパネルも、セルの生産は海外が中心で、事情は本体と同じです。パネルは「日本製かどうか」より、手持ちの電源との接続規格と入力W数の相性で選ぶ方が重要です。詳しくはソーラーパネルの選び方をご覧ください。


いまやること(これだけ)

編集部のおすすめを公式で確認する EcoFlow DELTA 3 Classic(約1,024Wh・保証5年・日本法人)。価格は公式の表示が正です。 おすすめ機種を公式で見る

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