「ポータブル電源を買うなら日本製が安心」——そう考えて「日本製」「国産」で検索した方に、最初に調査の結論をお伝えします。
編集部が国内メーカー5社の公式情報を確認した結果、「日本製(国内生産)」と明記された一般向けポータブル電源は見つかりませんでした。それどころか、日本メーカー側の動きはむしろ縮小方向です。
- ホンダの蓄電機 LiB-AID E500 は、公式サイトに「在庫限りで販売が終了」と明記されています
- JVCケンウッドの旧シリーズ(Jackery協業のBN-RB)は生産完了。現行のBN-RLシリーズは中国LERA社(Litheliブランド)との共同開発です
- ニチコンのポータブル蓄電システムは重さ38kgの屋内向けで、「持ち運べるポータブル電源」とは別カテゴリです
つまり、いま現実に選べるのは「完全日本製」ではなく、次の2つです。
- 日本メーカーのブランド(企画・品質管理・サポートが国内。製造は海外が一般的)
- 海外メーカーの日本法人(国内窓口・長期保証・修理体制が公式に書かれている)
この記事では、5社の調査結果、現行機の個別紹介、日本メーカーと海外メーカー日本法人の比較表、そして安全性を「メーカーの国籍」ではなく「制度と表示」で見分ける方法まで、順番に説明します。日本製にこだわらず全ブランドから選び直したい方は、用途別・容量別のおすすめまとめもあわせてご覧ください。
防災テックナビ編集部(編集責任者: 松田 怜央/株式会社丸の内インベストメントグループ)が、各社の日本公式サイト・ニュースリリースと、経済産業省(電気用品安全法)・NITE(製品評価技術基盤機構)の公開資料を確認しました。価格・在庫・保証は変わることがあります。買う前に必ず公式の最新表示を確認してください。特定製品の販売代理ではなく、公開情報の整理と比較の観点を伝える記事です。
- 確認した国内メーカー: JVCケンウッド / ホンダ / エレコム / PowerArQ(加島商事) / ニチコン
- 確認した海外メーカー日本法人: Jackery / EcoFlow / BLUETTI など
- 確認した項目: 製造国の公式記載・現行か生産完了かの別・容量と出力・保証・サポート窓口
- 評価の方針: 広告の有無で掲載順や評価を変えない(編集・広告ポリシー)
30秒で分かる結論
完全日本製は選べません。代わりに見るのは、容量が足りるか・保証が長いか・国内で修理できるかの3点です。その条件でいちばん押しやすいのが、日本法人あり・保証5年・約1,000WhのEcoFlow機。どうしても日本メーカーの看板を優先したいなら、JVCケンウッドの現行機BN-RL410(385.28Wh・保証24ヶ月)が現実的な選択です。理由は本文で説明します。
「日本製ポータブル電源」はありますか?【国内メーカー5社の実態調査】
国内メーカー5社の代表機種について、公式サイトの表示を確認した結果です。
| メーカー | 代表機種 | 容量/定格出力 | 製造国の公式記載 | 現行状況 |
|---|---|---|---|---|
| JVCケンウッド | BN-RL410 | 385.28Wh/600W | 記載なし※1 | 現行(2026年3月発売) |
| 本田技研工業 | LiB-AID E500 | 377Wh/定格300W | 記載なし | 在庫限りで販売終了(公式明記) |
| エレコム | DE-PS500PBK | 512Wh/600W | 記載なし | 現行 |
| 加島商事(PowerArQ) | S10 Pro | 1,024Wh/1,600W | 記載なし | 現行 |
| ニチコン | ESS-P1S1 | 2,000Wh | 記載なし | 屋内向け・38kgの別カテゴリ※2 |
※1 JVCの現行シリーズは、公式ニュースリリースに中国LERA社(Litheliブランド)との共同開発である旨が書かれています。 ※2 ニチコンのESS-P1S1は「ポータブル蓄電システム」という名称ですが、屋内仕様・重さ38kgで、この記事で扱う「持ち運べるポータブル電源」とは性格が異なります。
「日本企業のブランド」と「日本製(国内で製造したもの)」は別物です。 ポータブル電源の中身は、リチウムイオン電池セル・BMS(電池管理基板)・インバーターの組み合わせで、セルの生産は中国をはじめ海外に集中しています。国内メーカーの製品でも、製造国が公式に書かれていないのが一般的でした。
象徴的なのはJVCケンウッド自身の売り文句です。共同開発モデルの特設サイトが掲げるのは「国内メーカー品質」であって、「日本製」ではありません。メーカー自身が、製造国を売りにできないことを正確に表現していると言えます。
「日本メーカー」「日本製」「国内サポート」は全部別物です
検索するときは同じ気持ちでも、この3つの言葉は指すものが違います。混同すると、期待と違う買い物になります。
| 言葉 | 意味 | ポータブル電源での実態 |
|---|---|---|
| 日本メーカー(国内ブランド) | 日本企業が企画・品質管理・販売する | JVC・エレコム・PowerArQなどが該当。製造は海外が一般的 |
| 日本製(国産) | 日本国内の工場で製造する | 一般向け製品では公式表示を確認できず。事実上選べない |
| 国内サポート | 日本語窓口・国内の修理/交換体制がある | 日本メーカーはもちろん、海外メーカーの日本法人でも整っている |
「日本製が欲しい」という気持ちを分解すると、たいてい次の3つに行き着きます。
- 発火や事故が怖い(安全性への不安)
- 壊れたとき日本語で相談したい(サポートへの不安)
- 聞いたことのない業者を避けたい(信頼性への不安)
この3つは、製造国ではなくそれぞれ別の方法で確認できます。1は後述する安全制度と事故情報データベース、2は日本法人の有無と保証年数、3は運営会社の実名と拠点です。この記事はこの順に確認していきます。
日本メーカーの現行ポータブル電源【個別紹介】
「それでも日本メーカーから選びたい」という方のために、現行機を個別に見ていきます。仕様はすべて各社公式サイトの表示で確認したものです。JVCケンウッド・ホンダはアフィリエイト提携がないため、通常の公式サイトリンクです。
JVCケンウッド BN-RL410 / BN-RL230 — 現行の本命
音響・無線の老舗、JVCケンウッドの現行シリーズです。中国LERA社(Litheliブランド)との共同開発モデルとして2026年3月に発売されました。
| 項目 | BN-RL410 | BN-RL230 |
|---|---|---|
| 容量 | 385.28Wh | 206.4Wh |
| 定格出力 | 600W(瞬間最大1,200W) | — 公式で確認 |
| 電池 | リン酸鉄系リチウムイオン | リン酸鉄系リチウムイオン |
| 重量 | 約5.8kg | 公式で確認 |
| 保証 | 24ヶ月 | 24ヶ月 |
| 公式ストア価格 | 52,800円(税込表示) | 公式で確認 |
特徴は、着脱式モバイルバッテリー「BH-U4」のスロットを本体に備えることです。バッテリーを抜いてスマホ充電に持ち出せるほか、同シリーズの掃除機・ランタンなどと電池を使い回せます。停電時に「本体は照明用に置いたまま、モバイルバッテリーだけ持ち歩く」という運用ができるのは、防災的に筋の良い設計です。
注意点は容量と保証です。385Whはスマホ・照明・ラジオの「情報確保」向けの容量で、扇風機や電気毛布まで動かす在宅避難には不足しがちです。保証24ヶ月も、海外勢の5年と比べると短めです。
なお、旧シリーズ(Jackery社と協業した「JVC Powered by Jackery」のBN-RBシリーズ)は生産完了品です。他サイトのおすすめ記事で見かけるBN-RB5-CやBN-RB10-Cは、この生産完了になった旧機種なので、新品での入手は難しくなっています。
ホンダ LiB-AID E500 — 公式が「在庫限りで販売終了」と明記
発電機で長い実績のあるホンダが2017年に発売した蓄電機です。ただし、公式サイトに「在庫限りで販売が終了となります」と明記されています。仕様は次のとおりです。
- 容量: 377Wh
- 出力: 定格300W(最大500W)
- 重量: 5.3kg
- 価格: 88,000円(税込・公式表示)/作業現場向けのE500 for Workは140,800円
「ホンダ製だから」と指名買いする方が今も多い製品ですが、防災用として新規に買うのはすすめにくい、というのが編集部の見立てです。理由は3つあります。
- 販売終了が公式に告知されており、長期的な部品供給・サポートの見通しを前提にしにくい
- 377Whで88,000円は、現行相場では容量単価がかなり高い(同価格帯で1,000Wh超の現行機が買えます)
- 定格300Wでは、電気ケトルや電子レンジはもちろん、ドライヤーの弱運転も難しい
「日本メーカーがポータブル電源を主力事業として続けるとは限らない」ことを示す実例でもあります。ブランドで選ぶ場合も、その事業が続いているかは確認しておきたいポイントです。
エレコム DE-PS500PBK — PC周辺機器大手の現行機
PC周辺機器大手のエレコムが展開する512Whモデルです。リン酸鉄リチウム電池を採用し、AC定格出力600W。2024年9月発売の現行製品です。全国の家電量販店で扱いがあり、「実物を見て、店頭で相談してから買いたい」という方には向いた選択肢です。価格は変動があるため公式ストア・量販店の表示を確認してください。
PowerArQ(加島商事)S10 Pro — 国内企業のアウトドアブランド
PowerArQは、静岡県の加島商事株式会社(2013年創業)が展開する日本ブランドです。主力のS10 Proは次の仕様です(公式ストア表示)。
- 容量: 1,024Wh/AC定格出力1,600W(瞬間最大2,400W)
- 電池: リン酸鉄リチウム(充放電サイクル約4,000回・容量80%維持の目安)
- 重量: 約12.5kg
- 公式価格: 143,000円〜
国内メーカー勢では貴重な1,000Wh級で、デザイン性の高さからアウトドア層に支持されています。製造は他社と同様に海外で、公式に製造国の記載はありません。保証条件は購入店・登録方法で変わるため、公式の保証規約を確認してください。
ニチコン ESS-P1S1 —「ポータブル蓄電池」で出てくるが別カテゴリ
「ポータブル蓄電池 日本製」で検索するとよく出てくるのが、京都の電子部品大手ニチコンの「ポータブル蓄電システムESS-P1S1」(2,000Wh)です。ただしこれは重さ38kg・屋内仕様で、キャスターで室内を移動させる据え置き型に近い製品です。持ち出し用のポータブル電源を探している場合は対象から外してよいでしょう。購入を検討する場合は、公式・販売店の最新の取り扱い状況を確認してください。
小型で日本ブランドのポータブル電源はありますか?
「小型で日本製」を探している方向けに、国内メーカーの小型帯(200〜500Wh級)を並べます。
| 機種 | 容量 | 重量 | 状況 |
|---|---|---|---|
| JVC BN-RL230 | 206.4Wh | 公式で確認 | 現行 |
| ホンダ LiB-AID E500 | 377Wh | 5.3kg | 在庫限りで販売終了 |
| JVC BN-RL410 | 385.28Wh | 約5.8kg | 現行 |
| エレコム DE-PS500PBK | 512Wh | 公式で確認 | 現行 |
小型機で注意したいのは、軽さと引き換えに容量が足りなくなることです。スマホ充電と照明だけなら200〜400Whでも数日持ちますが、扇風機・電気毛布・冷蔵庫が入ると一気に足りなくなります。「小型で日本ブランド」という条件から入るより、先に必要容量を計算して、その容量帯で候補を絞る方が失敗しません。
計算式の考え方や機器別の消費電力は、容量目安と選び方ガイドで詳しく書いています。
日本メーカー vs 海外メーカー日本法人【比較表】
「日本メーカーか、海外メーカーの日本法人か」を、確認できた公式情報で比べます。
| 見る点 | 日本メーカー | 海外メーカー日本法人 |
|---|---|---|
| 主なブランド | JVCケンウッド・エレコム・PowerArQ | Jackery・EcoFlow・BLUETTI など |
| 製造国 | 海外が一般的(公式記載なし) | 海外(公式記載なし) |
| 容量あたりの価格 | 高め(385Wh級で5万円台〜) | 抑えめ(1,000Wh級で5〜7万円台の公式表示も) |
| 保証年数 | 24ヶ月前後が中心 | 3〜5年が中心(Jackery・EcoFlow・BLUETTIの対象機は5年) |
| サポート窓口 | 国内窓口 | 日本法人の国内窓口(電話・メール) |
| 修理・回収 | メーカーサポート | 日本法人経由の修理・回収の記載あり |
| ラインアップ | 小型中心で選択肢が少ない | 200Wh級〜数kWh級+拡張バッテリー・ソーラーまで |
ポイントは2つあります。
第一に、製造国では差がつきません。 どちらも製造は海外で、公式に製造国を書いていない点は同じです。「日本メーカーを選べば日本製」にはなりません。
第二に、保証はむしろ海外勢の方が長い、という逆転があります。 確認した範囲では、日本メーカー勢の保証は24ヶ月前後、海外日本法人勢の主力機は5年でした。防災用のポータブル電源は使用頻度が低く、「数年後の停電で初めて本格稼働する」製品です。この使い方では保証年数の価値が特に大きく、ここで差がつきます。
背景には、ポータブル電源が海外メーカーにとって主力事業である一方、日本メーカーにとっては傍流事業という違いがあります。主力事業だからこそ日本法人を作り、長期保証を付け、修理体制に投資する。逆にホンダの撤退のように、傍流事業は事業自体が続くとは限りません。「どちらが本気でこの製品をやっているか」で見ると、保証の差にも納得がいきます。
安全性は「メーカーの国籍」ではなく「制度と表示」で確認します
「中華ブランドは発火しそうで怖い」という不安は、多くの方が口にします。その不安に答えるために、日本の安全制度がどうなっているかを一次情報で整理します。
PSEマークの実態 — ポータブル電源本体は対象外
意外に知られていませんが、経済産業省の整理では、モバイルバッテリー(ポータブルリチウムイオン蓄電池)は電気用品安全法(PSE)の規制対象である一方、AC出力できるポータブル電源本体は、現行制度では同法の直接の規制対象になっていません。
つまり「PSEマークがあるから国のお墨付き」「PSEがないから違法」という単純な判定は、ポータブル電源ではできません(付属のACアダプターなどはPSE対象です)。製造国と同じく、PSEも「日本メーカーなら安心」の根拠にはならないのです。
この空白を埋めるため、経済産業省はポータブル電源の安全性要求事項の中間とりまとめを公表し、2025年2月には業界団体「一般社団法人日本ポータブル電源協会(JPPSA)」が発足しました。注目したいのはその顔ぶれです。代表理事はアンカー・ジャパンで、理事にはEcoFlow Technology Japan・Jackery Japan・BLUETTI JAPANといった海外メーカーの日本法人が並び、会員にはエレコムやJVCケンウッドも参画しています。JIS規格の制定を目指す動きも報じられています。
安全基準づくりを主導しているのは、海外メーカーの日本法人と国内メーカーの混成チームです。「国籍」で安全性は線引きできない、というのが制度面から見た実態です。
田村(会社員)「正直に言うと、中国製と聞くと発火とか大丈夫かなって不安になります……。」
佐藤(上司)「その不安は分かるけど、製造国では安全性は線引きできないんだ。ポータブル電源本体は電気用品安全法(PSE)の直接の対象ではないし、安全基準づくり自体、海外メーカーの日本法人と国内メーカーが一緒に進めている。見るべきは『どこの国か』じゃなくて、NITEの事故情報データベースにその型番が載っていないか、日本法人と保証・回収体制があるか、この2点だよ。」
NITEの事故情報データベースを一次情報として使う
製品評価技術基盤機構(NITE)は、リチウムイオン電池搭載製品の事故情報を集計・公開しています。2026年7月の注意喚起によると、2021〜2025年の5年間に通知されたリチウムイオン電池搭載製品の事故は2,140件。製品別ではモバイルバッテリーが最多で、気温が上がる夏場(8月)に事故がピークを迎える傾向があります。
NITEは事故防止のポイントとして「3つのC」(賢く選ぶ・丁寧に使う・正しく捨てる)を挙げています。購入前にできる具体的な確認は次のとおりです。
・運営会社の実名・日本法人・国内窓口が公式サイトに書いてあるか見る
・リン酸鉄リチウム採用か、BMS(過充電・過放電などの保護機能)の記載があるか見る
・保証年数と、修理・回収の記載を確認する
・強い衝撃や落下の後は使用をやめて点検する
・充電しっぱなしで放置せず、膨らみ・異臭・異常な発熱があれば使用を中止する
・捨てるときは自治体・回収窓口のルールに従う(不燃ごみに混ぜない)
無名ブランドの激安品を避けたい、という警戒心そのものは正しい判断です。ただしその線引きは「日本か海外か」ではなく、「事故情報に載っていないか」「日本法人と保証・回収体制が実在するか」で行うのが、一次情報に基づいたやり方です。
結局どれを選べばいいですか?
田村(会社員)「正直、いろいろな事情は分かりました。それで結局、うちはどれを買えば安心なんでしょうか……。」
佐藤(上司)「結論から言うよ。編集部のおすすめは EcoFlow の DELTA 3 Classic(約1,024Wh)。日本法人あり、保証5年、リン酸鉄、容量単価も抑えめだ。『日本製』を探していた人が本当に欲しかったもの——つまり、事故リスクが低くて、壊れたら日本語で直せて、停電で容量が足りる1台——の条件を、いちばんバランスよく満たしている。」
約1,024Wh・定格1,500W・リン酸鉄リチウム。日本法人(EcoFlow Technology Japan)が窓口を持ち、保証は5年。公式ストアではセール表示になることもあります(最新価格は公式で確認してください)。家族の在宅避難で「スマホ・照明・最低限の家電」をまかなう最初の1台として押しやすい機種です。
- 「日本製」探しから入った人にも、いちばん進めやすい1台
- 公式の最新価格・在庫はページで確認(セールは変わる)
- 水・食料・トイレがまだゼロなら、そちらの備えを先に
なぜ日本メーカー機を1位にしないのか
正直に書くと、現行の日本メーカー機は、容量単価と保証で海外日本法人勢に負けているからです。JVC BN-RL410は385.28Whで52,800円・保証24ヶ月。EcoFlowの1,024Wh機は、セール時にはそれを下回る公式表示で保証5年です。同じ予算で容量が2倍以上、保証が2倍以上違うなら、停電対策としては後者が合理的です。
それでも次の場合は、日本メーカー機を選ぶ理由になります。
- 量販店で実機を見て、店頭で相談してから買いたい → エレコム・JVCは量販店で扱いがあります
- モバイルバッテリー連携の設計に価値を感じる → JVC BN-RL410のU4 SMART LINKは独自の強みです
- 家族の説得に「知っている会社」の名前が必要 → 長年の家電ブランドの看板には、その価値があります
海外ブランドの中で選び分ける場合も、判断軸は容量計算の結果です。とにかく軽く持ち歩きたいならJackeryの500〜1,000Wh帯、大容量や高出力の家電を動かしたいならBLUETTIの1,800W機が比較対象になります。
例外で Jackery を見たいときだけ → Jackery公式を見る(PR)
。6ブランドの価格・保証の一覧表は選び方ガイドにあります。日本製にこだわらず用途別・容量帯別に選び直したい方は、ポータブル電源のおすすめまとめも参照してください。
よくある質問
なぜ日本製のポータブル電源はほとんどないのですか?
中核部品であるリチウムイオン電池セルの生産が、中国をはじめ海外に集中しているためです。国内メーカーでも、企画・品質管理は国内、製造は海外という形が一般的で、公式サイトに「日本製」と書かれることはまずありません。編集部が確認した5社でも、製造国「日本」の明記は見つかりませんでした。
日本メーカー製なら海外製より安全ですか?
製造国では差がつきません。どちらも製造は海外で、AC出力のあるポータブル電源本体はPSE(電気用品安全法)の直接の規制対象にもなっていません。安全性は国籍ではなく、リン酸鉄リチウムと保護機能(BMS)の記載、NITEの事故情報データベースに載っていないこと、日本法人と保証・回収体制の実在で確認するのが現実的です。
ホンダのLiB-AID E500はもう買えませんか?
公式サイトに「在庫限りで販売が終了となります」と明記されています。流通在庫が残っていれば買えますが、377Whで88,000円という容量単価と、販売終了後の長期サポートを考えると、防災用の新規購入としてはすすめにくい状況です。中古品はリチウムイオン電池の劣化度が外から分からないため、さらにおすすめしません。電池の劣化と寿命の考え方は寿命と保管の記事で書いています。
「ポータブル蓄電池 日本製」で出てくるニチコンはどうですか?
ニチコンのESS-P1S1(2,000Wh)は屋内仕様・重さ38kgの「ポータブル蓄電システム」で、持ち出して使うポータブル電源とは別カテゴリです。室内の据え置きバックアップ電源を探している場合の候補であり、この記事の用途(停電時に使う持ち運べる電源)なら、現行のポータブル電源から選ぶ方が合っています。
小型で日本ブランドのポータブル電源はありますか?
現行ではJVCのBN-RL230(206.4Wh)とBN-RL410(385.28Wh)、エレコムのDE-PS500PBK(512Wh)が該当します。ただし小型機は容量不足になりやすいため、先に必要容量計算ツールで必要Whを出してから、その容量帯で選んでください。
ソーラーパネルなら日本製がありますか?
ポータブル電源用の折りたたみソーラーパネルも、セルの生産は海外が中心で、事情は本体と同じです。パネルは「日本製かどうか」より、手持ちの電源との接続規格と入力W数の相性で選ぶ方が重要です。詳しくはソーラーパネルの選び方をご覧ください。
いまやること(これだけ)
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